東京都生コンクリート工業組合
  理事長  吉 野 友 康

 平素より東京都生コンクリート工業組合の事業活動に格別のご理解、ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
 顧みれば、東京都生コンクリート品質管理監査会議は平成10年に発足し、以来、中立・公正な監査を行うために第三者機関による全受審工場に対しての立入検査の実施、監査の透明性を高めるために全受審工場の監査結果の個別開示など、改善を重ねてまいりました。当工業組合は、引き続き同会議の指導のもと生コンクリート工場の品質管理監査体制の強化と品質確保を継続して推進してまいります。
 さて、本年は働き方改革元年でもあります。働き方改革関連法案が4月から施行されます。働き方改革は従業員一人ひとりが十分に活躍できる労働環境の整備と改善を求めています。働き方改革では製造業の生産性の低さが問題視され、長時間労働の是正が喫緊の課題となっています。IT・情報機器の積極的な活用などによる効率化は言うまでもありません。
 一方、生コンクリート業界においては、現在人手不足が急速に進行しており、人材確保の成否は生コンクリートの安定供給と品質確保を左右する重要な課題と受け止めております。品質管理は生コンの量的側面を踏まえつつ、質的側面をも重視しなければなりません。生コンクリートの品質管理は経験豊富な人材を確保し、書類と製造現場への立入検査により取得した情報の分析結果を的確に反映することが不可欠であり、当工業組合は今後とも人材の確保と育成を支援いたす所存であります。
 本年11月末には新国立競技場が完成いたします。東京オリンピック・パラリンピックを観戦する方々を迎えるためのホテル、商業施設なども開幕に併せてオープンされ、また、交通インフラの整備も進められております。当工業組合は、社会資本整備のために必要不可欠な生コンクリートの供給者の責務として、需要家の皆様へ生コンクリートを安定供給するとともに品質管理の向上への取り組みを推進してまいります。
 今後とも東京都生コンクリート工業組合及び組合員工場の品質管理への取り組みと品質管理監査制度へのご理解とご支援をいただきますようお願い申し上げます。