平素より東京都生コンクリート工業組合の事業活動に格別のご理解、ご協力をいただき厚く御礼申し上げます。
 東京都生コンクリート品質管理監査会議は平成10年に発足し、以来、中立・公正な監査を行うために第三者機関による全受審工場の監査結果を個別開示するなど、改善を重ねてまいりました。当工業組合は、引き続き同会議の指導のもと、生コンクリート工場の品質管理監査体制の強化と品質確保を継続して推進してまいります。
 令和4年度は、マスク着用や消毒、また3密回避などが定着し、コロナ禍からの経済活動正常化が進みつつあります。また経済対策の効果も相まって個人消費や設備投資の増加が期待される一方で、資源価格の高騰が続き経済再生の動きを阻害することが強く懸念されます。

 このような状況の中、令和4年度の全国統一品質管理監査は、全国会議より示された監査及び査察の実施方針に従い監査を実施し、各生コンクリート工場の品質が維持されていることを確認いたしました。
 また一方では、7月に発生した列島各地の局地的豪雨や東北、北陸を中心とした震度6強や5強の地震など、毎年のように繰り返される自然災害が続けて起こりました。
 当工業組合は、国土強靭化対策や社会資本整備のために必要不可欠な生コンクリートの供給者の責務として、需要家の皆様へ生コンクリートを安定供給するとともに品質管理の向上への取組みを推進してまいります。
 今後とも東京都生コンクリート工業組合および組合員工場の品質管理への取り組みと品質管理監査制度へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

東京都生コンクリート工業組合 理事長

 斎 藤 昇 一

全国生コンクリート工業組合連合会
関東1区地区本部 本部長
(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・各工業組合管轄)